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またも修理ネタ・YAMAHA MCS2

本日は某バンドの事前ミックスでヘロヘロですが、
数日前に行った機材の修理報告書を書いておこうっと。

今回はこれ、YAMAHA MCS2。
P1040391
KBBのキーボーディスト、高橋利光氏からの修理依頼。
何をするものかというと、MIDIのINとOUTがあって、入ってきたMIDIに
プログラムチェンジや、ベンド、モジュレーションやフットスイッチのCcをマージできるわけです。

つまり、どんな鍵盤でも、コレがあればとりあえずマスターキーボード、というわけですね。
なんだか重箱の隅をつついたようなニッチな製品だけど、
もしかしたら今の時代こそ(だって市場には、コントロール系が中途半端なシンセが多いので)
必要な機材かも。
→今度のKBB フランスツアーで使う可能性が、と言うことでスタジオで試そうと
 持ってきたら電源が入らなかったのです(笑)。
まあ、もう20年ぐらい前の機材だからね〜。

というわけで、バラしてみると・・・
 1とりあえずACアダプタは活きてる。
 2ACアダプタ入力直後の基板上は12V近くあるなぁ。
 3あ、その後に3端子レギュレータ7905でマイナス電源の定電圧化をしてるのね。
  その出力端子はきちんと9V前後だ。。。。う?ヒートシンクがすぐに熱くなるなぁ。
 4その後の近所のIC(オペアンプとか74HC系の石)の電源ピンとグランドに全然電圧がないっ!
 5と言うことは、レギュレータの後のどこかがショートしてるんじゃ?
 6主に考えられるのはコンデンサ?
 7う〜、ショート系って、部品外さないとテスターじゃどこかわからないんだよね。
  断線系は楽なのに。。。
 8しょうがない、怪しそうな部品から、ハンダで外してみよう!

と思ったら、なんと2個目の電解コンデンサでラッキーにもショート方向への破損を発見。
(通常、電解コンデンサはショート方向には壊れにくいので珍しいかも。→タンタルは多いけど)
レギュレータの後、かなりすぐの所の220uFで良かった。。。手持ちの部品があったので交換。
P1040392
画像は交換後ですが・・・
ヒートシンクに近い位置なのでなるべく離しておきました。

ついでに、内蔵フラッシュメモリ保持用の電池CR2032の電圧を測ってみるとまだ3.05vもある。
すごいな、20年経つのに新品同様だ!!なのでいじらずそのままでOK。
で、あとは各接点周りをアルコールで清掃してから閉じておしまい。

MIDIをつないでの動作チェックまではきちんとしていませんが
動いてるっぽいです。今回は運良く故障箇所が特定できたのでラッキーでした。

というわけでこいつはフランスまで行くんだろうか?
ま、向こうの機材が充実してて持って行かなくて良いことになればOKなのですが。。。

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ZOOM B2 フットスイッチ修理

購入してから2年ちょっと、結構活躍しているZOOMのエフェクターB2
フットスイッチがとうとう接触不良になってしまった。

先日、2/9のKBBライブの本番中に気づいたんだよね。。。
最初、「なんだかチューナーモードに上手く入らないな。踏み方が悪いのかな?」
と思っていた。2つあるスイッチを同時に踏むとチューナーモードなので、
上手く踏めないとダメだから。。。

ところが本番中の某曲のイントロで、ポチッと押したらいきなり2つ先の音色になって、
「ゴーッ」って歪みの大爆音が(笑)。1秒ぐらいで元に戻しましたが、焦った。。。
(本番後にTsuboyさんに「何かいきなり男気あふれる音が出てたよね」って(^^;))

その曲が終わってから色々踏んでみると、踏んでも変わらなかったり、
逆にツルツルと2つ3つ先に進んだり。。。ああ〜、接触不良&チャタリングだっ!

というわけで、翌日のライブのリハ〜本番の間にバラすと・・・

P1040387

ほほう、中身はタクタイル(タクト(R)ALPS)スイッチなのね。
きちんとバネで、スイッチ自体には過剰な加重がかからないようになっている。
やりますな、ZOOM。フジソクのスイッチを直につけたりするハンドメイドとは違って
工業デザインとして正当に考えている。。。
P1040388

こんなスイッチ部分だけの基板に通常半田付け。交換も考えられてるわけですな。
普通にメーカー修理に出すと、きっとこの基板ごと入れ換えておしまい、だね。

で、速攻で秋葉原に行ったんだけど、このタイプのスイッチって、
基本4本足で、ZOOM B2に使われている2本足タイプが売られてないのね。

4本足だと取り付け位置が変わっちゃう(基板に穴開けし直せば良いんだけどそれもね・・・)ので
あきらめて持ち帰り、調べると、2本足はライン生産用のテーピング部品ということが判明。

しかも、サイズや押す時の加重タイプも色々あるみたい。
秋葉原で通常に売られていた加重0.98Nのスイッチよりだいぶ固い押し加減だったので、
このオムロンB3F-6022っぽいかな、と言うことが判明。
ところがオムロンは入手が難しそうなので他社を調べると、
アルプスのSKHVシリーズが同じっぽいし、電即納という直営ネットショップで10個単位で買える!


というわけで、押し加減が不安なので2種類を購入。


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赤が加重2.55N、黒っぽいのが1.57N。
元のスイッチと、スイッチ同士を押し合ったりしたら、ほぼ1.57Nの方が正解。
これの型番はSKHVBED010ね。
  ***2010年7月現在、廃番のようだ。。。
   たぶん、ほぼ同じサイズで、高さ4.3mm加重1.57Nの、SKRGABD010が使えそうな予感

ハンダでつけ直してあっさり修理完了しました。

同じような症状で悩んでいる人は上記サイトで注文しましょう。

ちなみに、あと8つもスイッチ余ってますので、
知り合いのユーザー(ってこれまた多いんだ。KBBメンバーだけでもG2やG2.1,A2など、
4〜5台持ってるんじゃ。。。一人で3台ぐらい持ってるもんなぁ(笑))は
言って下さればスイッチお分けします。

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