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集中力

今日は某バンドさんの、プリMIX(メンバーさんとの立会MIXの前にする、
準備段階としてのエンジニア側の提出MIX)。

アコースティック録音な場合は特に悩みます。
「この飛び出ている音は、そのまま残すのが美しいのか?それとも整えるのが美しいのか?」
どっちが芸術なのかなぁ?
・・・・まあ、僕は「ミュージシャン原音」至上主義なのでけっこういじっちゃう場合も多い。

*「ミュージシャン原音」
 →「演奏者本人がこう弾きたかっただろう」という音を大事にする事。
    しょせん、マイクをどんなベストポジションに置いても、ミュージシャンの理想の音ではない。
    だから、「本人はこう弾いたつもりのハズ」を予想してそれに近づけるための原音主義。
    オーディオマニアの原音主義とかなりくい違うかも(笑)。。。

そして、そんな感覚で集中してると今度は周りが見えなくなる。。。。
(自分がその楽器を演奏している気分で、1日に何十回といろんなパートの演奏を判断するから・・・)

でもそのままの集中力で突き進んだ結果を、いろんな自分のリファレンスとしている音と
聞き比べたときに、「あ、この方向で合ってた!」という到達点に近いところに出た時は嬉しい。

正直このプリMIXという作業、一日に6〜8時間が限界ですね。
あまりに集中度が高すぎて危険(その間はトイレにも行かなくなるし、水を飲むのも忘れる)。

以前、こういった作業で集中しすぎて危ない状態になった事が事が何度かあるので、
最近はなるべく間に休憩を挟むようにしていますが。。。。
(要は集中しすぎて精神状態がおかしくなった。そっち方面に詳しい知り合いの分析だと、
  極度の緊張と集中に寄って、脳内のエネルギー(糖分?)が欠乏したり、
  興奮が収まらなくなって神経が暴走するらしい)

この集中力っていつまで保つんだろうか(笑)。
10年たったらダメになるのか、経験が増えて違う方向でさらにいい音を作れるのか謎です。
周りの先輩エンジニアを見ると、安心どころかさらに謎は深まるばかり(笑)。
どういう方向に自分が行くのか全くもって予測がつきません。

さてさて、10年後も素晴らしい作品を創っているかなぁ?

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